大川家具スペシャルアドバイザーに就任したTeam LDH、EXILE MAKIDAI氏、劇団EXILE佐藤寛太氏、THE RAMPAGE藤原樹氏に密着!就任式から大川市の視察までを完全レポート

福岡県大川市で2021年度より創設された、市公認のアンバサダー「大川家具スペシャルアドバイザー」。創設2年目となる今回は、昨年のスペシャルアドバイザーEXILEの黒木啓司氏からバトンを受けた、EXILE MAKIDAI氏、劇団EXILE 佐藤寛太氏、THE RAMPAGEの藤原樹氏の3名が就任しました。
このコンテンツでは、全5回に渡りスペシャルアドバイザーのみなさんの活動に密着。第1回目となる本記事は、2022年8月19日に行われた就任式から大川市内視察の様子までを一気にご紹介します。
就任式前に大川市長を訪問し、スペシャルアドバイザーとして大川市が抱える課題をヒアリング

大川市役所前に集合したTeam LDHの3人 (左から、劇団EXILE 佐藤寛太氏、EXILE MAKIDAI氏、THE RAMPAGE藤原樹氏)
就任式前に大川市役所を訪れたMAKIDAI氏、佐藤寛太氏、藤原樹氏。
まずは大川市役所の市長室で倉重市長と対談し、大川家具の現状や大川市が抱えている課題についてお話を聞きました。

「ライフスタイルや時代の変化に合わせて、大川家具もニーズに応えていくことが今後の課題です。せっかく良いものをたくさん作っていても、誰かの目に触れる機会がないと購入したいという気持ちに繋がらないので、その情報発信の部分で、大川家具スペシャルアドバイザーのみなさんのお力をお借りしたいと思っています。ぜひよろしくお願いします!」と倉重市長。
「昨年度、黒木啓司が一緒に作らせてもらった小物を見せてもらったんですが、組子の伝統的な技術と今のトレンドが融合していてとても素敵でした。今年も僕たちのファンの皆さんにも喜んでもらえるような魅力的なプロダクトを大川市の事業者のみなさんと作っていきたいです。全力で情報発信をしていきますので、どうぞよろしくお願いします! 」とスペシャルアドバイザーとしての想いを語ったMAKIDAI氏。
その後も大川家具のメーカーが持つ高い技術力についてなど、大川家具スペシャルアドバイザーに必要な知識をキャッチアップ!最後に市長からの「大川市の観光も盛り上げて、たくさんの人に大川市に遊びにきてもらうためのシンボルがほしい」という願いを聞き、パブリック家具の構想を膨らませる3人。
佐藤氏は「古民家が流行っているので、外観はそのままに木材を贅沢に使ってリノベして温かみのある空間を作ったら、そこに泊まりたいという人がいると思います。もしそんな素敵な宿があったら、僕もぜひ泊まってみたい!」と提案。インバウンドの需要も見据えたアイディアに倉重市長も喜んでいました。一体どんなプロジェクトがスタートしていくのか、期待が膨らみます。
国指定重要文化財の旧吉原家住宅で、大川家具の歴史と文化を学ぶ

大川市役所を後にして向かったのは、大川市小保にある旧吉原家住宅。大規模で細部の意匠に優れ、建築年代も確実なものとして九州でも特に重要な民家として、平成11(1999)年国指定重要文化財に指定されています。
到着すると地域ボランティアの三宅さんが、Team LDHを迎えてくれました。
三宅さんにさっそく中を案内してもらいます。
「旧吉原家住宅は、今年で197年を迎える建物で、柳河藩小保町の役所と吉原家の私邸を兼ねた建物です。柳河藩の交流の場として接待などに使われていて、
幕府の巡見使や他藩の殿様クラスがここに訪れていました」と語る三宅さん。
室内を回る中で、3人が興味を持ったのは、一枚板で作られた約5.7mの差鴨居(さしがもい)です。この差鴨居は、高さ5.7m、幅17cm、奥行き97cmの楠の一枚板です。この大きさの一枚板を加工することは難しく、全国でも非常に珍しいと言われています。当時の大川市の家具職人の技術力の高さを知ることができる貴重な文化財です。

一枚板の大きさとその存在感に圧倒される3人
「この神棚は今から約120年前に大工の棟梁、黒田多吉さんが作った物です。神棚を置くためだけに作った欅のタンスです。贅沢ですよね。船大工の技術が大川家具のルーツなのですけど、木のものなら何でも作ってたんですね」」と語る三宅さんの説明に耳を傾けるTeam LDH。大川家具のルーツ文化を感じられる空間で、大川市の歴史に想いを馳せました。

120年前にできた、欅のタンス
「大川カグミライプロジェクト」3つのミッションを掲げ、就任式に挑んだTeam LDH!

大川市の歴史を学んだ後は、大川市子育て支援総合施設「モッカランド」にて、メインイベントとなる「大川家具スペシャルアドバイザー」就任式が行われました。
就任式では、まず倉重市長からそれぞれに委嘱状と木で作られた名刺、印鑑が授与されました。就任の挨拶では、代表してリーダーのMAKIDAI氏が「みなさんはじめまして。Team LDH、リーダーのEXILE MAKIDAIです。同じくEXILEの黒木啓司の後任として、頑張ります!よろしくお願いします!」と語りました。また、前任の黒木氏からは、サプライズで大川市と3人に、ビデオメッセージも届きました。
その後、就任にあたり3人が取り組む新プロジェクト「大川カグミライプロジェクト」が発表されました。「大川カグミライプロジェクト」とは、家具の生産高・日本一の大川市が、国産家具の代表産地として、地域や日本の未来を豊かにするための挑戦を行うプロジェクトです。これからの大川市のために、これまでにない家具づくりを通じて、国産家具の未来を切り拓いていく挑戦を行います。
1.こども達の未来を育む「チャイルド家具」づくり
2.地球環境の未来を育む「サステナブル家具」づくり
3.大川の街の未来を育む「パブリック家具」づくり

上記に掲げられた3つのミッションの達成を目指して、Team LDHが2023年3月の任期まで一丸となって取り組みます。プロジェクトの発表後、3名それぞれがプロジェクトに対しての意気込みを語りました。
◎リーダー EXILE MAKIDAI氏(担当:チャイルド家具)
息子が生まれてから、木でできた椅子やテーブルなどの家具や、おもちゃに興味が湧いてきたタイミングだったので、ありがたくスペシャルアドバイザー就任のオファーを受けさせていただきました。黒木啓司からの引き継ぎということで、大川家具の事業者の皆様と、皆さんに喜んでいただける家具作りができるよう頑張っていきたいと思います。
◎劇団EXILE 佐藤 寛太氏(担当:サステナブル家具)
読書が好きなこともあり、ここ数年ずっと本棚を探していました。スペシャルアドバイザーの就任を機に大川家具ブランドから素敵な本棚を見つけたいと思っています。自分が大川産の家具を使うことを通して大川家具の魅力を伝えていきたいと思っています!
◎THE RAMPAGE 藤原 樹氏(担当:サステナブル家具)
僕は福岡・北九州出身なので、小さい頃から大川家具を知っていました。実家にも大川家具の“こたつ”がありとても身近に感じていたので、今回スペシャルアドバイザーに就任させていただき本当に嬉しく思っています。ネコが好きで、大川家具の職人さんがネコ用に作った「ネコ家具」も以前から気になっていました。応援してくださるファンは若い世代が多いので、若い世代の方々にも、大川家具の良さを広めていけたらと思います。
大川家具スペシャルアドバイザーに就任したTeam LDHの3人。次回からは「大川カグミライプロジェクト」の柱となる家具づくりに取り組みます!一体どんな家具が誕生するのでしょうか。ぜひお楽しみに!
