大川市役所 企画課 地方創生推進係
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大川家具スペシャルアドバイザーに就任したMAKIDAI氏による「チャイルド家具」開発がついに始動!

2022年度 大川家具スペシャルアドバイザーに任命された、EXILE MAKIDAI氏、劇団EXILE 佐藤寛太氏、THE RAMPAGEの藤原樹氏の3名。それぞれの知見を活かし「大川家具ミライプロジェクト」に挑みます。このコンテンツでは全4回に渡りスペシャルアドバイザーのみなさんの活動に密着。第2回目となる本記事は、EXILE MAKIDAI氏主導のプロジェクト「チャイルド家具」開発の様子をご紹介します。

大川市役所で大川産チャイルド家具の情報をキャッチアップ

まずこの日、MAKIDAI氏が最初に訪れたのは大川市役所。大川市役所企画課地方創生推進係の石橋広通さんと田中淳一さんに、チャイルド家具についてお話を聞きました。

「デザイン性の高い家具は、子どもの感性を育むと言われています。大川市も子育てや環境に力を入れていくなかで、チャイルド家具のデザイン性を今まで以上に高めていきたいと考えています。大川市で生まれたチャイルド家具は、家具事業者で販売されるだけでなく、大川市の子育て支援総合施設『モッカランド』や福岡市内にある『福岡おもちゃ美術館』にも展示されています」と石橋さん。

石橋さんからの説明を受け、MAKIDAI氏は「まずは今石橋さんにお話しいただいた『モッカランド』と『福岡おもちゃ美術館』や家具の事業者さんに取材してきたいと思います! 」と宣言。チャイルド家具づくりのためのリサーチの旅が始まります。

チャイルド家具の先駆者『広松木工』でヒントを得る

大川市役所を後にし、まず向かったのは広松木工の『FACTORY SHOP HIROMATSU 大川本店』。ここは広松木工の本社兼工場がある建物に併設されたショールームです。

ご挨拶が終わると、広松木工の廣松社長にご案内いただきチャイルド家具が並ぶ一角へ。実際に家具を目にしたMAKIDAI氏は、「かわいい!」とさっそく興味津々です。

「子ども用の家具づくりは昔から意識していましたが、つくるのがとても難しいんです。子どもの発想力や豊かな心を育てるお手伝いがしたいと思い、今から15年ほど前にチャイルド家具づくりを始めました」と廣松さん。

「子どもが成長する過程で、家具と出会うことで、豊かな心が育っていくというのはとても素敵ですね」と話すMAKIDAI氏に、廣松さんから「子どもさんがいらっしゃるとのことですが、こんな家具が欲しいみたいなリクエストはありますか?」という質問が。MAKIDAI氏が息子さんの好きな音が出るおもちゃのような家具をリクエストすると、「音が出る家具、その発想はなかったな。そのアイディアいただき!(笑)」と廣松さんが喜ぶ場面もありました。

「いろいろとお話しをお聞きして、家具の実用性はもちろんですが、廣松さんの想いの根底にある優しさを感じました。僕も子どもたちの心を育む家具をつくりたいと思いました」と語るMAKIDAI氏。「自分の子どもに使わせたいものをつくることが大事ですよ」とアドバイスを送る廣松さん。チャイルド家具づくりのヒントをたくさんいただくことができました。

ふるさと納税の寄付金も一部活用された『モッカランド』に潜入!

続いてMAKIDAI氏が向かったのは、大川市の「モッカランド」。「大川家具スペシャルアドバイザー」の就任式が行われた場所です。「モッカランド」は、2021年10月にオープンしたばかりの子育て支援総合施設です。

「『モッカランド』は、妊娠期から子育て期までの子どもとご家庭を支援する施設として建設されました。小さい頃から、木に親しんで欲しいという想いを込めて、木をたくさん使った施設になっています。大川市のふるさと納税の寄付金を活用して『モッカランド』は建設されています」とおはなししてくださるのは、古賀施設長。

施設内には、木を使った家具やおもちゃがたくさんあり、あたたかみのある空間になっています。

施設見学の途中、古賀さんから「MAKIDAIさんもお子さんとどこかに遊びに行かれることはあるんですか?」と質問されると「息子とはよく公園に遊びに行きます。でも夏場は暑すぎるので、『モッカランド』のような屋内の広い施設が近くにあったらいいなと思いました」とパパの表情を見せるMAKIDAI氏。木のぬくもりを感じられる施設を通して、チャイルド家具の必要性や魅力を改めて感じることができました。

『福岡おもちゃ美術館』で木材の持つパワーと多様性を知る

最後に訪れたのは、福岡市内に2022年にオープンした『福岡おもちゃ美術館』。約1,300㎡の館内には、福岡県産の木材がたくさん使用されています。

「『福岡おもちゃ美術館』は木育の施設で、福岡県産材の杉やひのきをたくさん使ったとても気持ちのいい場所です。おもちゃもたくさんありますが、大人や高齢者の方も楽しめる多世代交流型の施設になっています」と館長の石井今日子さん。

さっそく中に入ると、木材を贅沢に使った『おもちゃのはこぶね』が出迎えてくれます。この作品を制作したのは、大川ファクトリアの田中智範さんです。「大川の家具は大体四角のものが多いんですが、曲線のある船を木でつくるのはとても大変でした。制作に携わるメンバーたちと試行錯誤をしながらなんとか形にしました」と制作当時の課題を振り返ります。

船内はノアの方舟の世界観を表現した空間が広がります。置いてあるいろいろな動物たちももちろんすべてが木製。「外から見た感じもわくわくしますけど、中に入ったらさらに楽しいですね。子どもだけではなく、大人も楽しめる空間だというのがよくわかります」と思わず笑顔になるMAKIDAI氏。

次に向かったのは、福岡ではお馴染みのラーメン屋台です。屋台はもちろん、ラーメンの麺やトッピングもすべて木製。そのクオリティと再現性は驚くほど!木のおもちゃの可能性を感じられるおもちゃのひとつでした。

施設内には他にも0歳から2歳までの赤ちゃんとそのファミリーが楽しめる『赤ちゃん木育ひろば』や木でできた野菜の収穫ができる『おもちゃのもり』などの空間も。取材当日もたくさんの子どもたちが楽しそうに遊んでいて、その様子を優しく見守るMAKIDAI氏の姿が印象的でした。

最後に館内にある『大川ファクトリア』を訪問。大川ファクトリアは、大川家具メーカー6社が集まっておもちゃ美術館とコラボレーションして作ったエリア。「このスペースは家具だけではなく、木製品の小物や端材を提供することで、お子様に木に直接触れてもらって、感性を育んでもらいたいという想いを込めてつくりました。大川市が家具の街であることをアピールする場にもなっています」と田中さん。

1日を振り返り、「実際に取材したことで、チャイルド家具のアイデアもたくさん浮かんできました。子どもたちが日常をともにするものだからこそ、1WAYだけじゃなく、トランスフォームしていくつかの用途で使えるものがあるといいなと思ったり、同時に、安全性の大切さも感じましたし、安心感や気持ちが優しくなれることを意識しながら作りたいと思います。今日感じたことを膨らませて、大川のみなさんとチャイルド家具づくりを進めていきたいと思います!」と語るMAKIDAI氏。

今後の「大川カグミライプロジェクト」からますます目が離せません。今後の展開もぜひお楽しみに!